こんにちは！

東京都江戸川区にあるメガネのアイアンドアイ船堀店の平です。

早いもので今年も残り11日です、、

やっぱり今年もあっと言う間の一年でした！

皆様はいかがでしたか！？

毎月更新している、

両眼視検査

のブログも今年ラストの記事になります。

度数の事やレンズの事など、

専門的で分かりにくい物が多いので、

なるべく分かりやすく説明出来ればと思ってブログを書きますが、

なかなか難しいものですね(T_T)

来年はもっと親しみやすいブログにしていきたいと思います！

今日は

外面非球面

と

内面非球面

の違いについてです！！

またまた専門的な言葉を使用してしまいました。

よくメガネ屋さんでレンズの説明を受ける時に、

「歪み少ないレンズがいいですよ～」

といった説明を受けた事はありませんか？

一般的なレンズには

球面・非球面・両面非球面

と大きく分けて3タイプあります▼

こういったレンズ見本を見た事ありますか？

この違いはレンズの周辺部の見え方を改善し、

よりクリアで自然な見え心地になるよう、

レンズ設計を変えていきます。

球面⇒非球面⇒両面非球面

の順で歪みが少なくなると言われますが、

今日はこの

非球面

にも違いがあることを紹介します！

それが、

外面非球面

と

内面非球面

です。

非球面＝外面非球面というのが一般的でしたが、

昨今は研磨の技術も向上し内面非球面という設計も多くなりました。

違いは、

レンズの表の外側で歪みの原因を補正する

外面非球面▼

レンズの表で非球面化をするので、全体的にフラットなレンズです。

薄型化にもなる設計ですね。

レンズの裏の内側で歪みの原因を補正する

内面非球面▼

この内面非球面ですと、

裏で歪みの補正をかける為、

表面のレンズカーブを選択することが出来るようになります。

ですから、上の写真のように少し湾曲したレンズを作ることが出来ます！

ではそれをどのようにするかと言うと、

フレームのカーブに合わせてオーダーします。

このフレームはカーブが4カーブありますので、

それに合わせてレンズの面を綺麗に合わせることが可能になります。

もう一つ大事なのが、この

ソリ角

という角度です▼

この角度がきつくなると、左右での歪みの質が変化するので、

両眼視

に影響しやすくなります。

上の写真のフレームは3度～4度ぐらいでしょうか。

割とこのぐらいのフレームが多いです。

先程のリムがカーブしているフレームは

この角度が8度ぐらいあります↑

この3度、4度の違いが見え心地に多大に影響します。

「同じ度数でメガネを作ったけど、見え方が違う！」

といった場合はこの角度で見え心地に影響している事があります。

特に両眼視がしっかり出来ている方は、

左右の見え方の違いに敏感な感じがします。

今回はこのソリ角による見え方の変化を補正する、

インディビジュアルレンズ

で作成しました！

角度のズレによる見え辛さを、

プリズム補正や度数補正で最適化するレンズです。

メーカーの商品名ですと、

NIKON

シーマックスインフィニット

SEIKO

マイフォーカスEX

個人的な感想ですと、

全然見え心地が違います！

よりワイドな視界を得た感覚です！

初めは一般的な外面非球面で作成したのですが、

掛け始めの違和感があったのと（1週間ぐらいで慣れました）

ソリ角の浅い他のメガネと掛け変えた際に違和感が数分感じました。

ところがこのオーダー内面非球面は、

ソリ角の浅い他のフレームと掛け変えた際にも全然違和感ありませんでした。

ただ度数補正の影響か、若干遠くの薄い小さい文字が少し見え辛い！？

ような感じがしました。（慣れると気にならなくなりました）

※度数調整と左右バランスやフィッティングなどの、

細かい調整はよりシビアにしなければと思いました。

メガネの見え心地は大きく分けると、

レンズ度数

レンズ種類

フィッティング

この3要素のバランスが大切になると思います！

フレームにあったレンズをチョイスすることで、

見え心地も大きく変わりますので、

今までのメガネでどうもしっくり来ない、という方は、

是非、お気軽に見え心地のご相談にいらっしゃって下さい！！

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