アイアンドアイ船堀店の西村です。

最近、読む本がなくなって今まで手を出さないでいた作家を読み始めました。

北村薫さんです。

書評によると、私の嗜好と少しズレているんじゃないか…、って敬遠していました。

最初に読んだのは「覆面作家」シリーズ。

私的には「覆面作家」と言えば、折原一さん。

だったので、ちょっと身構えて読んだのですが「良いものを読ませていただきました」と言った読後感のあるおすすめ本です。

さて、北村作品をいくつか読んでいく中で、メガネについて書かれた小説がありました。

思い返してみても、メガネや眼鏡の本質について書かれた小説って読んだことが無かったので、ちょっと感銘を受けました。

内容は「大人の感性が試されるせつない日常」を切り取って語られたものです。

皆さんも興味があったら読んでみてください。

「かすかに痛い」

短編集「水に眠る」の中の一篇です。