斜視について
こんにちは、武蔵野市にあるフェイスオン武蔵境店の井上です。
突然ですが、皆様
「斜視(しゃし)」
という言葉ご存知でしょうか?
斜視(しゃし)は子どもの約二%にみられる病気で、両眼視が出来ない人、物を見ようとする時に、片目は正面を向いていても、もう片目が違う方向を向いてしまっている状態が斜視です。
一般的にガチャ目、寄り目などと言われる人がそれにあたります。
両眼視とは、 2つの目で見たものを脳で1つにまとめる働きのことです。
両眼視ができないと、ものが二重に見えたりするばかりでなく、立体感を感じることもできません。
両眼視は生後1年くらいでできるようになり、6歳くらいには完成します。
そしてこの両眼のバランスが良くないと、隠れ斜視の「間欠性斜視」や「斜位」という眼の状態になりやすいです。
斜視の原因はいろいろあり、眼球を動かす筋肉や神経の病気、遠視、両眼視の異常、視力不良があげられます。
人間の目は本来、片方が左右のずれを捉え、もう片方で奥行きのずれを捉える事により立体視しています。
両眼視機能がない人は、「利き目」が両方の役割を担う事になります。
そのため利き目に負担がかかりやすく、利き目ではない目は視力の差によって、
脳内で混乱を起こすため「抑制」と呼ばれる脳機能で本来の映像が制限されます。
「抑制」は特に幼少期の人に起こりますが「抑制」により使われなくなった目は視力低下などを併発する傾向があり、これによりさらに斜視の症状が進んだり、弱視となる可能性もあります。
斜視は、「大人になると斜視の治療ができないと聞いたのですが?」と尋ねられる方もいらっしゃいます。確かに斜視と関係の深い弱視は、子供のうちでないと治療はできません。
しかし、斜視の程度によっては大人の方でも手術が可能です。ただ、斜視の手術が少しでも効きすぎるとかえって「ものが二重にだぶって見える」ことがあります。
そのため、先のような意見がでてしまうのかもしれません。実際には少なめに手術すればそのようなことはまずおこりません。
また目の筋肉の異常で起こっている場合には飲み薬が効くこともあります。
斜視など、眼病など気になる所があれば、眼科の先生にご相談いただき、
当店でも、視力の検査はいつでも無料で行っております。もし視力など気になる所があればお気軽にご相談下さい。
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