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【眼鏡作製技能士】学校健診 視力ABCDについて

2024.3.21

こんにちは。

東京都武蔵野市にあるフェイスオン武蔵境店

一級眼鏡作製技能士の宮里です。

 

 

寒かったり暖かかったりと体調管理が難しいこの季節。

3月も残りわずか。

あっという間に3学期も終了ですね。

 

 

新学期になると小学校・中学校に通うお子さんが、学校健診で「眼科受診を推奨する」

視力検査結果のプリントをもらってくることがあると思います。

 

そこに記載されている見え方の「A」「B」「C」「D」について解説します。

引用/日本眼科医会学校保健部「眼科学校保健 資料集」

 

 

A(1.0以上) 一番後ろの席からでも、黒板の字はよく見えています。

 

B(0.70.9)後ろの方の席でも黒板の文字はほとんど読めます。

学校生活を送るのに不自由はないでしょう。

しかし軽度の視力低下がありますので、近視などの病気の有無を調べるために眼科受診をおすすめします。

 

C(0.30.6)後ろの方の席では黒板の文字が見えづらいです。

学校生活を送る上で不自由がある可能性があります。

また、近視以外の目の病気にかかっている可能性があるので、眼科受診が必要です。

 

D(0.2以下)前の方の席でも黒板の文字が見えづらいです。

学校生活を送る上で支障を来しますので、早急に眼科を受診する必要があります。

 

 

 

では眼科受診はどこからかというと「A」以外の「BCD」になります。

「B」は黒板の文字が見えているので眼科受診は必要なさそうに感じます。

しかし近視が始まった頃である可能性が高く、短かい期間で近視が進む可能性があるため、

初期の段階で精密な検査をしておきたいという理由から眼科受診が必要になります。

 

 

 

 

ちなみに…

 

学校健診はあくまでスクリーニング検査です。

 

絶対的に信頼できる結果ではないことにご注意ください。

たとえば、学校健診の結果が「A」なのに、眼科で視力検査したら裸眼視力0.7以下だった…なんてケースは珍しくありません。

子どもにはピントを合わせる力(調節力)が豊かに備わっていたり、眼を細めて見たりなどの原因が考えられます。

正しい視力をきちんと把握するために、成長期のお子さんは眼科での定期的な視力チェックをお勧めします。

 

 

 

 

 

眼鏡作製技能士のいるメガネ専門店

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