この測定は「レッドグリーンテスト」や「赤緑テスト」、「二色テスト」などと呼ばれる測定で、
メガネやコンタクトの「度数が適正かどうか」を確認する検査です。
スタッフブログ
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こんにちは!
東京都江戸川区にあるメガネのアイアンドアイ船堀店、認定眼鏡士の臺です!
メガネを作る際に視力検査で誰もが見た事のある赤と緑の表についてお話しいたします。
メガネやコンタクトを作るときに上記のような画像を見ながら「赤と緑、どちらがよく(濃く)見えますか?」
「数字の6と9(8と3)はどちらがはっきり見えますか?」などの質問をされる方が多数いると思います。
この測定は「レッドグリーンテスト」や「赤緑テスト」、「二色テスト」などと呼ばれる測定で、
メガネやコンタクトの「度数が適正かどうか」を確認する検査です。
▽近視の場合の例▽
近視の場合、赤がよく見えたら、もう少し度数を強くしても良い状態。
反対に緑がよく見えたら、度数が強すぎる状態、つまり過矯正の状態となります。
ちなみにどちらも同じように見えたら、適切な度数(正視)という目安となります。
では、なぜこれで度数の適正具合が分かると思いますか??
実は光の波長が関係しています。
光がレンズを通る時、波長によって屈折する角度が異なるため、焦点を結ぶ位置も異なります。
「レッドグリーンテスト」はこの光の特徴を利用した測定となります。
赤色の光は波長が長いのに対して、緑色の光は波長が短いため、適切な度数(両方同じに見える)
だとこんな感じになります▽
3色の中で一番網膜に近いのは黄色ですよね?この場合、赤と緑は黄色を挟んで同じくらいの
距離にあるので、「赤も緑も同じように見える」状態になるのです。
▽赤が良く見える場合▽
度数が弱い(低矯正)の場合は、赤色が網膜に近くなる為「赤がよく見える」状態になり。
▽緑が強い場合▽
反対に度数が強め(過矯正)の場合は緑色が網膜に近くなる為「緑がよく見える」状態になります。
※遠視の眼は上記の逆となります※
以上が視力検査で誰もが見た事のある「赤と緑の表」のカラクリとなっています。
メガネは度数を一段変えるだけでも大きな変化が生まれます。
ただ目安として聞いているだけでなく、度数を変えた際にどんな変化がお客様の眼の中で生じて
いるのかイメージしながらお伺いさせて頂いております。
良く見る検査ですが、もの凄く大切な検査の一つです。
検査は、時間も掛かるし面倒と感じる方もいらっしゃると思います。
沢山ある検査項目の一つですが、こんなにも奥が深い物なのです。
せっかくメガネを作成するのですから、検査一つ一つにどんな意味があるか感じて頂きながら検査を
受けてみると退屈な時間でなくなるかもしれません。
気になる方は「この検査は何を調べているんですか?」と、是非スタッフに聞いてみてください。
良く見えて疲れないメガネをお作りするには、両眼視機能検査が必要です。
検査には、見え方の体験も含めて1時間ほどお時間が掛かる場合もございます。
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